『美味しいラーメンを皆様に食べていただきたい』
この想いと情熱は誰にも負けません
Q.今の仕事を始めたきっかけは?
小さい頃から、料理を作ったり、食べたりすることが好きだったので、学校を卒業した時には、飲食の業界へと進みました。
蕎麦屋さんで13年修行をしまして、支店として独立をすることが出来たんです。
その頃は、蕎麦・うどん・お寿司など多くのメニューを扱った、食堂を営んでいました。
独立したのちも、修行を積み重ねた本店の味を守り続けていたのですが、
今度は自分の味を作っていきたいと思うようになってきまして、そこで注目したのが、現在扱っているラーメンだったんです。
元々ラーメンの作り方は全くわからなかったので、初めの2年間は本当に苦しみました。
どうしても美味しいラーメンを作りたくて試行錯誤した結果、その2年間で辿り着いたのが、今のメニューにある『昔ながらのラーメン』です。それから、ラーメンへの興味がどんどん深まっていきました。
それまで17年間続けてきた食堂を辞めて、ラーメン屋さんを始めようとした時は、皆びっくりしていました。
常連さんからお叱りを受けることもありました。蕎麦の出前を辞め、最終的に食堂自体も辞めてラーメンを始めるのですから。
Q.苦労されている事はありますか?
知らないうちに新しいラーメン屋はできますし、油断をしていると飽きられてしまいます。
有難いことに、当店では新規のお客様にもよくご来店頂けていますが、飽きられないための駆け引きが難しいと思うんです。
お客様が他店さんへ食べに行かれた時に、藍麻翔で食べたらよかったと思って頂きたいので、自分でも他店へ足を運び、何か自分に取り入れられるものはないか?と、いつも考えながら食べています。
何が入っているのかを分析し、食べた瞬間「ウチで出来る」と思えば次の日すぐに作り研究します。
Q.「こだわり」はありますか?
実は、今のメニューにもある『チャーシューワンタンメン』。こちらは、何か違うメニューを作ってほしいとお客様からご要望を頂き、だしを研究して完成したものなんです。
唯一和風だしを使っているのですが、今では一番の人気商品で、食べた方はびっくりすると思いますよ。これしか頼まないお客様もいるくらいです。
また、煮卵は半熟に仕上げるのに少しでも固くなるとだめなので、本当に微妙な駆け引きが必要なんです。
たとえば、朝作るのと昼作るのとでは違うんです、心も違います。
あっと思ったら固くなってしまうので、一番集中できる時間に作ります。
スープも気を緩めたらあっという間に真っ白になってしまうので、一切気を抜けません。
いつも神経をすり減らした真剣勝負です。
Q.これを読んでくれている次代の経営者に一言お願いします。
私にとって店は趣味ともいえるかもしれません。
歌を歌うこと、魚を釣ること、ラーメンを作ること全部趣味です。自分の好きなことをするのが一番だと思います。
もっと研究できるし、楽しいし、趣味として実力が試せるその喜びはなかなか出来ることではないと思います。
ラーメンへ対する愛情、想いは強いです。それが味に現れてきます。いい加減なことはしない。妥協をせず、とにかく徹底的にやるということです。
藍麻翔
静岡県浜松市中区泉4-24-28JR東海道本線 浜松駅遠鉄バス[51]系統「泉四丁目」停留所から約490m/徒歩で約7分
詳しくはこちら
トップに戻る