Pocket
LINEで送る

小さな頃から洋服を作ることが好きでした

Q.今のお仕事を始めたきっかけは何ですか?

小さな頃から洋服を作ることが好きでしたね。

仕事は元々自動車関係でOLをしていましたが、洋服が好きでしたのでデザイン関係の仕事が出来ればと思って洋裁の専門学校に行って3年程勉強をして、後に資格を取りました。

卒業した時にはもう結婚をしていましたので、浜松から出なくても済むようにデザイナーではなく洋服の販売・縫製・企画の仕事をしていたんですね。

今の場所に家を建てた際に、自分の技術を活かして洋服のオーダーとリフォームのお店を始めたんです。
店内にスペースがありましたので、併せてインポートセレクトショップをプラスしたお店になりました。

オープンした時は、バブルが弾けて景気が良くない時でのスタートだったのですが、輸入品の中でもノーブランドで他にないものを置いていたので景気には強かったですね。

世の中がデフレ傾向になってきてからは、徐々に物を買わない時代になってきましたので、オーダーでのやり方は合わないと思って、オーダーとリフォームを辞めました。

私は教員の資格と技術の資格と両方持っていまして、それを活かさないともったいないということでインポートセレクトショップを続けながら洋裁教室を始めたんです。

学校の時の知り合いも資格を持っていますので、声をかけて講師になってもらえました。
洋裁教室を始めると、そこに手作りのブームがやって来たんですね。
おかげさまで沢山の生徒さんに来て頂いています。

そして今年の11月にリニューアルをしまして、1Fは手作り品の店と今までのインポートセレクトショップ、1Fでやっていた洋裁教室は2Fに広く設ける形になりました。

手作り品の店は、棚貸しのレンタルスペースで作家さんが店頭に立ってご案内をします。
洋裁教室は趣味だけではなく専門学校で学べることを教えて、職業になる作家さんを育てるコースを作りました。

1Fの手作り品のアートフラワーやジュエリーの作家さんもそれぞれの資格を持っていて教室をやりたいという事で、2Fは洋裁教室からカルチャースクールに変わりつつありますね。

Q.今後はどんなお店にしていきたいですか?

ここは建物がアパートになるのですが、年数が経過すると空き部屋も出てきています。
空いている部屋を今後は作家さんのショップにしてみたいですね。

いずれは各部屋の全てをショップにしてしまおうかなと思います。
作家さんも少ない資金でお店が出せて、色々なお店がある場所として人が集まれば面白いですよね。

また、「アトリエROBE」というブランドの商品を作っていますので、これからメーカーとしても伸びていければと思っています。

Q.ご自身でご商売をされていてよかったことは何ですか?

人との出会いですかね。
色々なお客様と会えましたし、洋裁教室の生徒さんとも出会います。
今は沢山の作家さんと出会う機会も多いです。

助けて頂いたり、教えてもらう事も多いですよ。
棚貸しのレンタルスペースや、空き部屋の利用なども教えて頂いたことなんです。

Q.これを読んでくれている次代の経営者に一言お願いします。

私は、ただ好きなだけで始めた訳では無くて、しっかりと勉強してから始めました。
厳しい時代なので、好きなだけではなかなか出来ないですね。

始めたならすぐに諦めたり投げ出したりせずに、資金が続く限り諦めず根気よくやるべきだと思います。
あとは、面倒くさい事や嫌な事もやっていかないと先は開いていきません。
大変な事ですけど、形になると楽しくなってきますよ。

長く続ける為には時代とともに商売のやり方を変える事は必要ですね。
でも、下手にやってしまうと何でも嫌になって印象が悪くなってしまいます。
そのあたりは気を付けて欲しいですね。

アトリエROBE
静岡県浜松市中区鴨江3-62-25
JR東海道本線 浜松駅バスターミナル3番乗り場[9・9-22]系統「根上り松」下車、徒歩約5分
詳しくはこちら

 
ホームに戻る