日本全国の人に喜んでもらえるような環境材料の提案をしたい
Q.今のお仕事を始めたきっかけは何ですか?
単純に父がやってきた仕事なので、それを引き継ぎました。
若いころは反発もありましたが、父も体調を崩したりしたので一緒にやってそのまま後を継ぎました。
Q.来年で創業300年、古橋さんが継いでからも44年になるとのことですが、長く続けていくポイントは何ですか?
若い従業員が入ってきた時に、考え方を良い形で受け入れて良い形で表現が出来たので今があると思います。
これからもそうです。今の若い人たちが何を考えているかを自分で受け入れて若い人たちが何を望むのかを考えて、先立ってやっていくことが大事だと思います。
Q.お仕事を継いでみて、苦労したことは何ですか?
苦労は……ないですね(笑)
やっぱり運ですね。どうやって運を使うかを身に付けてきたんです。
何があってもくじけずに、「それがどうしたの?」という姿勢でやってここまできています。
若いころは座禅をしたりしてきましたが、そういう座禅やスピリチュアル系の経験も役に立っています。
やっぱり芯がブレずにいられて、洞察力も付くし客観視もできるようになるんです。
Q.今後どんな会社にしたいという展望や目標はありますか?
日本全国の人に喜んでもらえるような環境材料の提案をしたいです。
あとは、大きな話ですが、宇宙に竹の炭の粉を撒きたいと思っています。
炭素が宇宙でどんな働きが出来るのか知りたいんです。
宇宙分野では、炭素がキーになっていくと思っています。
大気が綺麗になったり、悪いものを吸って地球が綺麗になる。
そうやって還元していくような話になったら大きい話で面白いなと思います。
大げさだけど、夢は宇宙ですね(笑)
今の世の中は長寿の世界と言われていますが、これからは出生率も少なくて人口が減るという事であれば、今の若い人たちも今のような長寿は難しくなるんじゃないかと思います。
なので、楽しく生まれて楽しく人生を終えるという「ゆりかごから墓場まで」をプロデュースしたいなと思います。
どうやってそういう環境を作るのかという事をしたいです。
Q.尊敬する人物はいますか?
松下幸之助さんですね。
松下幸之助さんは、発する言葉に重みがあって一番理に沿っているかなと思いますね。
あとは徳川家康公です。300年という時代の流れの中でいい形で日本を作ってきたという事ですし、それがなかったら今の日本はないですしね。
Q.その松下幸之助さんの言葉で指針にしていることはありますか?
「天地自然の理に従う」です。
自然の流れですから、それで行けば人災や災害があってもどうしたら良い形で回避が出来るか。
例えば雨が降ったら傘をさすように、困りごとにはそれに対処すればいい。
ですが、そもそも困らないようにすればいいのだから、自分はそういうことを心がけています。
Q.経営をする上で、やってはいけないことは何ですか?
人が喜ばないことです。環境が喜ばないこともやってはいけない。
決めつけとこだわり、執着をしないこと。
すべて受け入れて、大きな大局の目で見ることが大事だと思います。
Q.これを読んでいる次代の経営者に一言お願いします。
諦めないこと!
何でもそうですが、浮き沈みがあって当たり前。どこまで前を見るかです。
どんなことがあっても良しとすることですね。
「日日是好日(にちにちこれこうにち)」です。
「これでいい」でやっていけばいいが、なかなか皆できないんです。
「これじゃいけない」ばかり思っているから、世の中もおかしくなってしまうと思います。
「この流れだから、こうすればいい」というところをやっていけばいいと思います。
古橋竹材店
静岡県浜松市中区城北2-18-8JR 東海道本線 浜松駅 遠鉄バス[40][41][43~46][46-テ][47][48][51]「静岡大学」停留所から約77m/徒歩で約2分
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