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社員は同じようにお客様に喜んでいただくための仲間です

Q.今のお仕事を始めたきっかけは何ですか?

このお店自体はもう分からないくらい長いんです。浜松で一番長いお店になります。
自分が何代目になるのかもわからないくらいですよ。

家業は靴屋ですが、学校卒業後にはまず他の企業に就職して外の世界も体験した上で戻ってきました。
靴屋の仕事は小さい頃から関わっていましたので、スムーズに入れたと思っています。

そして45年前に先代社長からお店を引き継ぎました。
当時は新町にあったのですが都市計画の関係もあり、そちらを閉店しまして今は佐鳴台を中心に運営しています。

また、50年以上になる二俣店は元々路面店だったのですが、向かいにショッピングセンターが出来たので、センター内にテナントとして出店しました。

Q.長く営業されている中で、良かったなと思う点は何ですか?

やっぱりお客様の笑顔が見られた時ですね。

Q.大変だったことは何でしょうか?

小売業自体の変化が大きく変化してきていますので、お客様との接し方も変わってきています。
以前はお客様との交流でやっていくのが当たり前でした。

今の小売業は、お客様とのコミュニケーションよりお金と商品の交換のような場になってしまっています。
商品についてはスマホなどで調べて、お店にお金と商品を交換しに行くような感覚ですよね。

それでも、お客様から相談をされてこちらもアドバイスをしっかりして、次回の時に良かったよとお声をいただくのが嬉しいですしそれが昔の商売でした。

今はそういうお店をお客様が求めたとしても、対応が出来るお店が少なくなってきています。

Q.お客様のニーズも大きく変わっていく中で、長く商売を続けていく秘訣は何でしょうか?

秘訣というよりは…。喜んでくれるお客様がいるうちは続けられるという事ですね。
要望されなくなったらお終いなんです。

Q.これからどんなお店にしていきたいですか?目標や展望はありますか?

単に靴を売るのではなくて、せっかくですから今の靴よりもより自分の足に合って健康に歩けるようにアドバイスをするのが仕事だと思っています。

Q.企業は人なりと言いますが、社員のことをどのように思われていますか?

代表者と社員と分けるのではなく、同じようにお客様に喜んでいただくための仲間ですね。

Q.社員教育としてやっていることは何ですか?

お客様としっかり話していい相談相手になるようにという事を心掛けてもらっていますね。
無理に買ってもらうのではなく、いい相談相手となる事に徹して下さいと言っています。

Q.尊敬する人物はいますか?

純粋に商売をしている人はすごいなと思います。

お客様から色々と教えてもらいますね。
お客様を見て「こういう人になりたいな」と思う事もあります。

Q.これを読んでくれている次代の経営者に一言お願いします。

現代の流れにうまく沿うか、純粋な商売をするかのどちらかですね。

気持ちのズレが無いように自分の進み方に決めて、それに徹するべきだと思います。
自分の気持ちに素直にブレずにやるしかないと思います。

靴のよしのや
静岡県浜松市中区佐鳴台1-3-25
JR東海道本線 浜松駅バスターミナル3番乗り場[9・9-22]系統「佐鳴台坂下」下車、徒歩約3分
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