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成功の秘訣は「サービス精神」

Q.今の仕事を始めたきっかけを教えてください。

お店は、元々母親が一人でやっていて、私は東京でサラリーマンをやっていました。役所の仕事を請け負う民間企業で、造園の現場監督です。
勤めて10年経った頃に、母親から戻ってこないか?と話があったんです。
 
どうしようかと迷っていましたが、昔から飲食業に興味もあったし、ずっと母親の後姿を見て育ってきたので、この際やってみよう!と決めて地元浜松に戻り、やり始めたのがきっかけです。もう32年前ですね。
 
昔は従業員も雇っていたんですが、人件費の問題や母親自体が一人の方が気が楽という事で一人体制になり、現在も従業員は雇わず私と妻の二人で切り盛りしています。

Q.開始時はどんな状態でしたか?

慣れていないから失敗も多くて、母親に怒られっぱなしでしたね。
飲食とは180度違った仕事をずっとやってきてたので、右も左もわからず苦労しましたが、 麺あげをさせてもらったりと少しずつ経験を重ね、調理全般を任せてもらえるようになりました。
 
その後、慣れてきたタイミングでというのもおかしいですが、東京にいた当時からつきあっていた彼女と結婚しました。それが今の妻です。
 
妻も最初は大変だったと思います。母親が出掛ける用事があって店を空けた時、何もわからない状態で半べそかきながら、手伝ってくれてました。
今ではもう立場逆ですけどね、尻にしかれてます(笑)
 
今の状態まで持ってくるのは本当に大変でした。お客さんはどんどん来店されてるのに、全然追いつかなくて。。。「まだかよ!はやくしろよ!」って言われたこともありましたね。

Q.一番苦労したことは?

母親と自分と味が違うと言われたことがあって、味を守り切るのは大変だと思いましたね。
同じ味に近づけようと教わった事を忠実に守っても、結局はお客様によって感じ方が微妙に違うので、その部分は苦労しました。
でも、苦労したのは最初の頃だけで、慣れちゃったら苦労って感じなくなっちゃいましたね。

Q.成功の秘訣は?

サービス精神ですね。
お客様から「チャーシューの量が多いくていいね!」って言われたことがあるんですけど、そうやってお客様から喜んでもらえるのが嬉しいんですよね。
他にも、高校生に「ワンタンメンの特盛できますか?」って聞かれた事があって、当時は特盛じたいやっていなかったんですが、それをきっかけに数年前からやり始めました。
 
うちの店のチャーシュー麺特盛が950円、となるとワンタンメン特盛は850円と皆さん思われるようなんですが、元は学生さん向けにと特盛を始めたので、800円でお出ししています。
「安くないですか?」なんてお客様から言われたりもするんですが、がめつく稼ごうとか思ってないですし、得した気分で帰って頂ければ満足です。
それに、学生さんは食べ盛りで、少ないお小遣いの中で食べに来てくれるので、量が多くて安い方が喜んでくれます。そういうサービスですかね。
 
儲け主義は性に合わないんです。サービスを提供して喜んでもらえなくちゃ意味がない。
今となっては社会人の方たちにも提供するようになって、利益もほとんどないですよ (笑)

Q.2017/3/3に移転先にてオープンを控えていますが、今後どんなお店にしていきたいですか?

メニューを増やす予定でいますが、基本的には今のサービス精神を忘れずに儲けに走らず続けていきたいです。
 
うちのお店はずっとラーメンだけでやってきたので、今になってメニューを増やすのは結構難しいですね。かなり試行錯誤してしてますが、あと少し何かが足りなくて悩んでいます。
お客様からよく頂く要望は、「ごはんと餃子」。
他店舗でもセットがあるように、皆さん一緒に食べたいっていうのがあるんですね。そういったご要望も、お客様に喜んで頂けるのであればと思う一方で、量・質や値段もどうしたら喜んでいただけるだろうって考えると、踏み出せなくて。
 
この前も「浜松餃子」をメニューとして出しませんかと営業電話がありまして、うちはこのままでやっていくからと断っていたんですが、お客様からのご要望もあるし、お客様あってのお店なので期待にも応えていかないといけないなと、考えているところです。

Q.サラリーマン、経営と経験されてよかったことは何ですか?

失敗するリスクは大きいですが、やはり自分で考えたことを実行できる事ですね。
大きな組織にいると人間関係や成績等、色々と言われたり求められたりするでしょ。
 
あまり難しく考えたはないですが、今を一生懸命やっていればおのずと結果は付いてくる。誰しもが変だと思うことをやらなければ食べていけると思います。

Q.これを読んでくれている次代の経営者に一言お願いします。

始めるのはタイミングが大事です。私も、母親から話をもらったときに継いでいなければ、他の人の手にお店が渡っていたかもしれない。
本当に母親には感謝しています。
 
皆さんも迷っているならまずやってみたらいいと思います。サラリーマン・会社員とは違った楽しさがありますよ。
でも、誠意・一生懸命な気持ち、そして自分の為に、家族の為に、お客様の為にという気持ちを絶対に忘れないでください。

布橋みやひろ
静岡県浜松市中区布橋2-14-14
JR東海道本線 浜松駅遠鉄バス[40][41][43~46][46-テ][47][48][51]系統「さいが崖」停留所から約34m徒歩で約1分
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