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そこは、完全予約制で優しい空気が流れる空間・・・

自分の気になる洋服や服装はあるけど実際に着てみるとなんか似合わない…。
若者向けのお店が多い昨今、年齢や体型的にも合うお店が少ないと悩みを持つ方も多いのではないでしょうか。

そんな悩みを持つ30~60代の女性の方を中心に、自分が気に入った服装・スタイルを見つけて頂きたい。
流行りを追うのではなく、型にはまるのではなく、『非日常を提供したい』という思いから
スタイリングを行う”cote de chambre”を始められた、オーナー【多田 小夜子(ただ さよこ)】さん。

経歴

元々は、ジュエリーデザイナーとして働いていた多田さん。
その後、独立し静岡県の浜松駅周辺にてお店をオープン。
浜松市の中心地 肴町で23年、野口町で2年、計25年間店舗を構えお客様をお迎えしてきました。

こう仰られました。
多田さん:「私は、型にはまりたくないんです。レギンスが流行った事があったでしょ?私、あれ嫌いなんですよ(笑)」
私自身もよく履いていたなと思いつつ、理由をお伺いしました。
多田さん:「チュニックに合わせたりする方が多かったでしょ?皆さん同じような格好で。」
もちろん、レギンスが好きで自分の好きなスタイルにも合っている方を否定しているわけではありません。
多田さん:「どれだけ流行りの物だったとしても、少しでもお客様が迷っているのであれば、合わないかなと悩んでいるのであれば、ご購入いただきたくないんです。でも、気に入っていただけた上でご納得いただける物を一緒にお探しします。」

冒頭でもお伝えしたように、
・気になる洋服や服装はあるけど実際着てみるとなんかしっくりこない
・購入したのはいいけど、どんな場面に着ていけばいいのかわかならい…etc
1.2回だけ着て、又は1回も着ずに箪笥(タンス)の肥やしになっている洋服がある女性は多いのだとか…。

自分にも思い当たる節が…。すごくわかる!と思いながらお話を伺っていました。
皆さん似たようなお悩みをお持ちなんですね。


ここまでの熱い信念がある多田さんですが、25年を節目にお店をたたまれてしまいます。
理由をお伺いしました。
多田さん:「もう25年もやったしいいかなって(笑)多分店頭に出て接客したりするのが、性に合ってないんだと思います。」
「大学の講義講師のお仕事をいただいたり、イベントのコーディネーターとかもやらせてもらっていて、アパレルのお仕事には携わっていけるので!」と。

え?!
確かに25年も継続してやっていくのってなかなか難しいし、それだけで尊敬しちゃいますけど
むしろ、性に合っていないのに25年も続けてこられた上、妥協はしない。
納得いく服、スタイルが見つかるまでとことんお客様と向き合う。
すごいの一言でした。


惜しまれながらも25年の幕にピリオドを打った多田さんでしたが、
お店をたたむことを残念がるお客様が多く、その常連のお客様の為にと
今までとは違う形で、再開されます。
それが現在の”cote de chambre”なのです。

ショッピングルーム
スタイリングルーム

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今までと何が違うのか。。。

「型にはまりたくない」「自分で気に入ったスタイルをご提供する」「非日常をご提供したい」
この信念は曲げずに、お客様のお悩みを解決するべく「コーディネート」も含め、
お客様の気に入る・合うスタイルを見つけていく『スタイリング』をご提案。

場所は、多田さんのご自宅。
何から何までお洒落だなと思ってしまう空間でしたが、
多田さんご本人もご主人も既製品が好きではないそうで、リビングにあるテレビボードやローテーブル、
ポールスタンド等もすべてご主人の手作りなんだそうです。
それがまたお部屋の雰囲気を柔らかくし、和む空間を作り出しているのでしょうか。

また、パリが大好きな多田さんは、年に2回パリへ洋服や靴・アクセサリーの作るための材料等の買い付けに行かれるそうです。
取材に行かせて頂いたのが10月中旬でしたが、ちょうど10月初旬に来年の春夏ものの買い付けに行かれたんだとか。
パリに行かれた際のショーの写真等がスタイリングのお部屋で映像として流れていました。
誰が見てもおしゃれだな、素敵だなといった感想が出てしまう程。私も一度はパリに行ってみたい!

そんな中、多田さんはこう仰られました。
多田さん:「パリでは若い方ももちろんオシャレだけど、40・50代それ以上の方も、オシャレでこだわりがあって素敵な方が多いんですよ。」

確かにお洒落だ。自分の母親は化粧もしないから、垢を煎じて飲ませてあげたいと思う程に。。。
ファッション、アパレル、洋服等に対する思いやこだわりが強いですし、見ている視点が違いますよね。
こういう方を強い女性、かっこいい女性と呼ぶんだなと。

そんな方にスタイリングしていただけたら、洋服をまとうだけで自分に自信がつきそうですね。
自信がつくだけでなく、自分自身が好きになれそうです。

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インタビューも佳境を迎えたころ、最後にと多田さんは夢を教えてくださいました。

多田さん:「私ね、夢があるんです!それは、お客様と一緒にパリに行ってファッションツアーを開催すること!」

満面の笑顔でそう語ってくださった多田さん。
パリには、通訳のお仕事をされているご友人がいらっしゃるそうで、その方に通訳をしていただきながら
ファッションに触れてオシャレの楽しさを知っていただきたいと言う。

25年間の経験から生まれた知識・熱意・こだわり・お客様からの信頼、
そして、それを生かしての現在の”スタイリング”。
全ては、多田さんの人柄あってこそだと感じました。
是非、多田さんの夢「パリファッションツアー」実現していただきたいと思います!

その他にも

現在”cote de chambre”を経営しながら、
起業を考えている方を対象に、起業までの手助けや集客の仕方等を指南する『起業塾』の講演を、静岡と浜松で行われているそうです。若い方では20代の女性もいらっしゃるのだとか。

最後に

今回、多田さんの取材をさせて頂き、大きく感銘を受けました。
25年ずっと同じことを続けてこられ、その後もお客様の為に、企業を考えている女性の為に
そしてそれが多田さん自身の糧となり、夢となり、まだまだ突き進む姿。笑顔。
同じ女性として憧れずにはいられない。
かっこいい女性代表、『多田 小夜子』さんでした。
今後のご活躍も追っていけたらと思います。

cote de chambre
静岡県浜松市中区十軒町83-3
JR東海道本線 浜松駅バスターミナル12番乗り場[61]系統「阿弥陀」下車、徒歩約7分
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