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転んでもまた起きればいいし、何もしないと転ぶこともない

Q.今のお仕事を始めたきっかけは何ですか?

東京にドライフラワーを習いに通っていたんですね。
それをきっかけに皆から「教えてほしい」という声が多くなったので、2000年からドライフラワー教室を開いて教えるようになったんです。

ですが、プリザーブドフラワーが登場し始めた頃で、ドライフラワーを作るメーカーさんやお店が減ってきて教室で使う花材を仕入れる幅が狭くなってしまったので、自分で作らないとできないなと思っていました。
そこで、10年程前に自宅を建てた時に小さな乾燥室を作り、少しづつ教室向けにドライフラワーを自分で作り始めたんです。

この時点ではまだ”リベリュル”としてお店を出していたわけではないんです。
元々は私が東京で習っていた先生が”リベリュル”というお店を経営していたんですが、6年前に私が引き継ぐことになりました。
その時に自宅以外の場所を借りて、もっと大きな乾燥室を作って「乾燥」と「教室」と「卸売」を始めました。

Q.では、もともとは趣味から始まったという感じでしょうか?

そうですね。好きで始めたというのはあります。

父が経営者だったので、私も何かできるだろうという思いはあったんですね。
それが習っていたドライフラワーに定めた、という感じですね。

Q.一番苦労したことは何ですか?

製造に関して誰かに教えてもらったわけではないので、失敗の繰り返しでした。
何度も試して成功すればそれを繰り返し、失敗すればやり方を変えるという風に手探り状態でした。

何度も何度も繰り返して、ノウハウを積み重ねたんです。
まだ完璧ではありません。お花の種類等によって適した方法は違いますし、今もまだ失敗することもあります。

Q.手ごたえを感じる時もありますか?

やはり、花の色が綺麗に残って乾燥がうまくいった時には「これだ!」となりますね。
同じ花でも収穫時期等によって色や大きさが違ってきますので、それに合わせてこちらも変わらないといけませんね。

Q.長く続けてこられたポイントは何でしょうか?

好きだからですね(笑)
教室に関して言えば、長期間通ってくださる生徒さんも多くいますので、自分主体ではなく生徒さんに合わせて進めています。やはり生徒さんが大切なので。

「お客様」でも「友達」「家族」でもない、「生徒さん」という特別な存在なんですね。
生徒さんって好きなものとか生き方とか、いろんなものが自分と共通してくるんです。
気が合う友達より、さらに自分に近い方が多いと思います。

Q.やりがいを感じる時はどんな時ですか?

ドライフラワーを見た方が「きれい!」「生花みたい!」と感激してくれると、自分も「よかった」と思います。
やはりお花を褒めてもらえるのが一番嬉しいです。

Q.経営をするうえで、やってはいけないことは何ですか?

常識でダメなことはもちろんダメですね。
当店では、農家さんから直接仕入れてドライフラワーにして卸していますので、農家さんとの関係も卸先との関係もどちらも大切にしないといけないんですね。

お客様としては安く仕入れてもらいたいし、農家さんは高く買ってほしい。そのバランスが大事ですよね。
自分たちばかり儲けるのではなくて、どちらにも良くなってほしいという姿勢を絶対に崩してはいけないと思います。

Q.今後、どんなお店にしていきたいですか?目標や展望はありますか?

今現在、名古屋方面からの需要は多いのですが、地元はなかなか少ないんです。
浜松ってお花の生産は多いのに、身近すぎるのか会社等に飾っている場面は少ないですよね。

身近だからこそ生活にもっと取り入れていければ、よりいい循環をするんじゃないかと思うんです。
なので、そういう発信をしていけたらいいなと思います。
そうすれば農家さんもやめなくて済むと思うんです。

Q.確かにお店や事務所にお花を飾っているのをあまり見かけないように思います。

生花は手が掛かるんです。毎日お水を替えたりしないといけないので。

ドライフラワーであれば、数ヵ月はそのままでいいんですよ。
そういうきっかけで、お花を飾る習慣が根付いたらいいなと思います。

Q.尊敬する人物はいますか?

父です。消防施設を扱う会社を経営していました。

従業員を大切にしていましたし、お客様との約束は絶対に守らないといけない。
そういう姿勢をずっと見ていたので、こうしないと会社はできないんだなと思っていました。

仕事と家庭の両立の時間のやりくりに奮闘する姿が印象的でした。
お客様とのお約束には5分前には着くようにといった、小さいけど常識的なことが当たり前に育ってきました。

自分にとって当たり前になっていることが、父に学んだことですね。

Q.これを読んでいる時代の経営者に一言お願いします。

どんどんやってみてください。
事前準備や考えること、勉強することなどはあると思いますが、構えすぎないで動き出してみた方がいろいろ付いてきてくれる場合もあります。

恐れずにいろいろなことにチャレンジしていってもらいたいなと思います。
そうでないと、つまらない人生になってしまいます。

転んでもまた起きればいいし、何もしないと転ぶこともありません。
そうしないと、浜松も面白い街にならないと思います。

LIBELLULE-リベリュル-
静岡県浜松市中区野口町224-1
遠州鉄道 八幡駅より534m/徒歩7分
詳しくはこちら

 
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